年末年始を迎える頃になると、
「お正月にお参りしてもいいの?」「仏壇にお正月飾りをして大丈夫?」
といったご相談をよくいただきます。
ペットちゃんを亡くされて初めて迎えるお正月は、
どう過ごせばいいか迷うものですよね。
ここでは、年末年始のご供養で“してもいいこと”と“控えたいこと”をやさしくご紹介します。
してもいいご供養
お正月だからといって、供養をやめる必要はありません。
日々のご供養を大切に続けながら、穏やかに新しい年を迎えましょう。
お花やお線香のお供え
いつも通りのお供えはもちろん、新しいお花で明るく飾るのも良いことです。
冬の季節に長持ちするお花を選ぶと、お供えがより心地よいものになります。
心の中でのご挨拶
初日の出を見ながら「今年も見守っていてね」と手を合わせたり、
静かな時間に「ありがとう」を伝える――
そんな自然な気持ちのご供養こそ、ペットちゃんに届きます。
お水替えやお掃除
お仏壇やお写真まわりをきれいに整えることも立派なご供養です。
清らかな空間で新年を迎えると、気持ちも穏やかになります。
控えたいご供養・飾り
お正月は「お祝い事」という意味合いが強いため、
少しだけ控えめに過ごすことが丁寧とされています。
派手なお正月飾り
門松や鏡餅、紅白の飾りなどは、供養の場には置かない方が無難です。
代わりに、お花や果物など自然のものをお供えすると良いでしょう。
お祝いごとへの無理な参加
喪中の間や、まだ心が整っていないときは、
無理に初詣や新年会に参加しなくても大丈夫です。
ご自宅で静かに手を合わせるだけでも、十分に立派なご供養になります。
気持ちの持ち方
お正月は「控えること」ばかりではありません。
いちばん大切なのは、“想う心”です。
「○○ちゃん、今年もよろしくね」
「いつもありがとう」
そう語りかけることで、ペットちゃんとの絆はこれからも続いていきます。
お正月は悲しみを無理に忘れる時期ではなく、
「これからの一年をどう過ごしていこうか」と考える時間。
ペットちゃんがそっと見守ってくれるような、
穏やかで優しい新年をお迎えください。
まとめ
- お正月も日々の供養は続けてOK
- 派手な飾りや祝い事は控えめに
- いちばん大切なのは「想う気持ち」
新しい年も、ペットちゃんへの感謝の気持ちを胸に。
どうか温かな心で新年をお迎えください。
